Ep.22 チェーンを設置しろ(チェーン結合)
前回適切な長さにチェーンをカットした。
今回はチェーンを結合して輪っかの状態にする。
これが完了すればディレイラーが未機能でギアチェンジは出来ないが漕げば走るピストバイク状態になる。
ほぼほぼチャリと呼んでも遜色ない。
「ディレイラーが動かないじゃないか」
「あんなのは飾りです、偉いヒトにはそれがわからんのです!」(ウソ、とっても大事)
ということで実践。
前回書き忘れたがチェーンをつなぐ際、
結合部はチェーンの外側のリンクが右側にくるようにするのがいいみたいだぞ。
カットするときもそれを意識してほしい。
まずチェーンを仮設置。
リアはトップ、フロントはインナーもしくはチェーンリングを外した状態で通す。
そうするとチェーンにゆとりがあって作業性が上がる。
ディレイラー位置もワイヤー通す前のデォルトがトップ
今回フロントはシングルなのでチェーンリングを遠さず内側にチェーンを落とす。
そしたらいざ結合。
下記赤矢印のようなピンがチェーンに付属してあるからこいつを使う。
さっきも書いたが結合部の右側に外側のリンク、左側に内側のリンクが来ている。
結合にはまたまたチェーンカッターを使う。
カットするときはピンを押し出す事に使ったが、今回はピンを押し込むために活躍する。
こんな感じでじわじわと押し込んでいくのだが、右の写真の通り押し込みきることがポイント。
フレーム側にかなりピンが出ているがこれでOK。
あとはこのピンの付け根に切れ込みがあるのでここで折ってあげる。
こんな感じでペンチでテコの原理を使って折る。
己の力を過信して手で折ってみようなんて思わないでくれ、
とてもじゃないが固くて無理だったぞ。
無事に根元から切断完了!!
矢印の所だけ若干色が違うが、ここにピンがあったんだね。
あとはフロントのチェーンリングにチェーンを通してと。
おおおぉぉぉー
チャリっぽい。というかもはやチャリ。
息子も祝福に駆けつける。
ということでチェーン設置も無事完了。
結合部をなじませるために何回かチェーンを回しておくのがいいみたいだぞ。
次回はいよいよギアチェンジを可能にするための行程、
シフトワイヤーを通していくぞ。
それにしてもあれだなツールボックス買ったが半分以上の道具は使ってないぞ。
いつ使うのやら。
それではまた、夢の中で会いましょう。
Ep.21 チェーンを設置しろ(チェーンカット)
チェーンと聞いて何を連想する?
僕は聖闘士星矢のアンドロメダ瞬、チェーンを武器に戦うイケメンだ。
聖闘士星矢は世代では無いが名前が一緒ということで勝手に親近感を覚えている。
ほかにもめぞん一刻の三鷹瞬とかキャプテン翼の新田瞬...
話が脱線した、今回の行程はチェーンの取り付け。
まずは適切な長さにチェーンをカットするぞ。
必要工具はチェーンカッターのみ。
何度か紹介したこのセットの中に入っているぞ。
※チェーンフックというアイテムもあるらしいがなくてもなんとかする。
そして用意したチェーンがこちら。
安心のシマノ、スプロケやリアディレイラーのギア数と同じモノを用意。
まずチェーンの長さの決め方だけど、
スプロケのサイズが27t以下が28以上かによって長さの決め方が変わってくる。
今回は42tになるので
➀フロント側リア側ともに一番歯数が最大のギアにチェーンを通す
② ➀の状態+チェーン2コマ
が適切な長さになる。詳細はこのサイトみてくださいまし。
ではさっそく。とりあえず袋から出す。
○印のとおりチェーンにはSHIMANOとか刻印があるんだけど、
こっちが表(チャリを右側からみて見えるように)にする。
スプロケの最大歯数とフロントはシングルなので1択、にチェーンを通す。
そして手で一周させる。
チェーンは内・外・内・外ってなっていて外・外や内・内では連結できないからそこだけ注意。
2コマ長いところがカットポイント。
こんな感じでチェーンを仮止めすればチェーンフックいらない。
このように印字側がみえるように。
そしてチェーンカッターの出番。
取っ手を回すと黒い棒が飛び出てきてチェーンのピンを押し抜くって構造だ。
カッターというよりもピン押し出しだな。
こんな感じで黒い棒と切りたい部分のピンをあわせて
取っ手を回すんだけど、控えめにいってすげー固い。
突破するにはサッカーイタリア代表の守備カテラチオを破るくらいのパワフルさが必要。
こめかみに血管を浮かばせながら頑張ると...
スポンって感じで抜ける、これでカット完了。
下が余分なチェーン。
アンドロメダ瞬に憧れるならシルバーアクセサリー代わりにピアスにでもしてくれ。
きっと北斗の拳に出てくる雑魚キャラと仲良くなれるぞ。
ということで今回はここまで。
次は切ったチェーンを接続する、お楽しみに!
番外編 マシン紹介 NO.2 ANCHOR クロモリロード RNC3
マシン紹介の2台目。
日本が誇るメーカー、ANCHOR(ブリジストン)のクロモリロードだ。
僕はクロモリフレームの形状美に憧れを抱いていた。
クロモリフレームはトップチューブ(一番うえの横棒)が地面に平行という特徴をもっている。シナプスと比較してみたら一目瞭然。
このフレームが最新マシンにはないクラシカルな雰囲気を演出してくれる。
めっちゃ格好いいでしょう。
だからアルミやカーボン、チタンが主流の令和においても未だ根強いファンがいる。
クラシック車に乗っている人や、未だ2stのバイクにまたがっているヒトたちとある種近いかもしれない。
ということで2ndバイクとして去年の夏に衝動買いしてしまった1台である。
クロモリフレームの懸念は重い所。
クロモリ=鉄、ママチャリと同じ素材で出来ているからそりゃ重い。
じゃー遅いのか? と聞かれたら決してそんなことはない。
アルミやカーボンに乗った仲間とツーリングをしても普通に並走できるし、練習不足な高級車には当然勝てる。
鉄特有のしなやかさは地面の凸凹をうまく吸収してくれ疲れにくく、
重みがある分平坦での安定性があり、横風を受けてのふらつき具合は軽い車体より少ない。
重たい分峠には不安があるが(それでも弱虫ペダルの小野田君はクロモリでインターハイ優勝したけど)、
河川敷を気持ちよく流すのなら最適な1台である。
仲間のANCHORとの2ショット
そのほかのメリットに価格が安いという点がる。
メルカリ等のフリマアプリを覗けば5万円前後で手に入るモノも。
実際このANCHORは5万円でゲットした。
以上からはまるか分からないからそんなお金かけられないよ、という初心者。
バチバチの戦闘機はもっているから気持ちよく流すための2ndバイク。
みたいなニーズにぴったりなのがクロモリロードである。
(ビンテージ的に馬鹿高いものがあるのもあるんだけど)
ということでシナプスよりも乗る機会を増やしていたほど気に入っていたんだけど、とある事情で泣く泣く手放すことになった。
まぁその理由もロードバイクにあるので、その話はまたの機会。
もう少し年取ったらまたいつか乗りたいな、と思わせてくれるのがクロモリロードである。
Ep.21 ブレーキワイヤーを通せ リアブレーキ
緊急事態宣言中ということで週末のほとんどを公園で過ごしているんだけど、
最近は上の子(もうすぐ6歳)が自分の自転車で公園まで行くようになった。
片道約6キロの大冒険。
息子は自転車に乗るのが今はすごい楽しいらしい、出来ることが増えるとそうなるよね。
父親も負けてられない、チャリを組み立てられるようになってやる。
ということで今回はリアブレーキにワイヤーを通していく。
フレームを見るとこの○部分のとおりワイヤーを沿わす部分が用意されている。
インナーワイヤーは1本で通せるがアウターワイヤーはこの○部分を貫通できない。
適時カットして長さを揃える必要がある。
まずはブレーキレバーからフレームまで。
写真の通りハンドルを目一杯切った状態で無理のない長さにする。
したらカット&ヤスリ&シリコン。
アウターケーブルにも下の○印のようなエンドキャップがあるから忘れずに設置。
続いてフレームからリアブレーキまで。
ブレーキにはバナナ状の筒とワームみたいなゴムを予め設置しておく。
ここはハンドルみたいに大きく稼働する場所ではないから見たまんまの長さでOK。
アウターケーブルが準備できたらインナーケーブルを通しながら設置していく。
シリコンスプレーを吹いているからするっと通るぞ。
インナーケーブルを通し終わったらリアブレーキと接続。
接続台座のネジを六角で緩めてそこにワイヤーを当てる。
実際ブレーキをにぎにぎして掛かり具合、握り具合を確かめながらワイヤーの位置を決めるためタイヤをはめてやるのが良いぞ。
不安なら少し長めにワイヤーを残しておけば良い。
最後にインナーワイヤーをカットしエンドキャップを取り付けて完成。
アウターケーブルが余ったから⇒のフレーム部分にも取り付けてみた。
ここはインナーケーブルむき出しでもOKっぽい。
本来はケーブルがばたついてフレームを傷つけるのを防ぐため下記写真のように輪っか状のゴムをつける。
だが悲しいかなそんな輪っかを持ってない。
ならアウターケーブル通して、もしばたつきがひどいようなら結束バンドでアウターケーブルごとフレームに固定してやろうって思ったわけだ。
不都合があるかは知らん。あったとしてもブレーキの引きの抵抗がちょっと増えるだけでしょ。まぁ大丈夫、そのへんは実際に走ってから。
ということで前後ブレーキ付きのストライダー状態になった。
残りの工程は
・チェーン
・シフトケーブル
・ペダル
の3つ。
ペダルを除いてなんとなくむずかしそうなのがラスボス的に残っている。
イイネ、燃えてくる。
幼少期のトラウマとの決別のため、デモンズタワーを攻略せんとする時のドラクエ5くらいの熱量だ。
次回はチェーン設置に挑むぞ。
この次もサービスサービス♪
Ep.20 ブレーキワイヤーを通せ フロントブレーキ
数年前にブレーキのついてないチャリがはやって、 人身事故が相次いで発生した時があった。
それからなのか、ブレーキがないチャリは公道を走れないことになっている。
ブレーキはチャリの生命線、僧侶でいう回復魔法くらいの命綱。
ということでブレーキに命を吹き込む、ワイヤーを通す行程だ。
まず手始めに簡単そうなフロントブレーキに着手。
ハンドルをステムにくっつける。
ワイヤーには種類があってそれぞれ正しい選択を求められる。
ブレーキケーブルとシフトケーブル。
インナーケーブルとアウターケーブル。
ロードバイク用とそれ以外。
詳しくはこちらをみてちょうだいな。
実物がこちら。
ブレーキを改めて見てみると、下記の点線や○枠のようにブレーキワイヤーを通す場所がある。
まずはこの○枠にブレーキのインナーケーブルを設置する。
次にブレーキ側の準備。
ブレーキにバナナみたいな鉄製のケーブル管と、魚釣りでつかうワームみたいなゴムを取り付ける。
両方ともブレーキ買うと付いてくるぞ。
次にケーブルの長さを決めていく。まずアウターから。
用意したアウターケーブルはこちら。メルカリで数百円だったぞ。
ブレーキ~バナナ管の間に当ててみる。
適切な長さは短すぎず長すぎずって書いてあった。当たり前のクラッカー。
長すぎると邪魔になり、短すぎるとワイヤーに負担がかかるらしい。
カットする場所に目印をつけてワイヤーカッターでバチン。
ニッパーでいくと断面が潰れたり何なりでよろしくないらしい。
ワイヤーカッターはこちらを用意。
ホームセンターで数百円で売ってるし、使い切れなくても網戸の滑り改善とか家庭内で使い道は沢山ある。
下記○枠がインナーワイヤーを固定する土台。
実際にタイヤを履かせてワイヤーを仮固定しながらブレーキを握ってみる。Ep.19 リアディレイラーを調整しろ
今日昭和の日、また奥多摩で峠に登ろうとしてたんだけど朝からの雨。
雨の中のロードバイクってけっこうしんどい。
視界は悪いわブレーキ効かないわ、あとスピード出すと雨が顔に当たるとけっこう痛いの。綺麗なお顔が台無しに。
んなわけで今日もおうちでマウンテンバイクをいじります。
今回はリアディレイラーの調整だ。
簡単に説明すると、ディレイラーの可動域(一番重いギア~一番軽いギア)の位置調整。
トップとローの位置が決まれば、あとは1速ずつ均等間隔に移動し変速する、そんな仕組みみたい。
変速機周りのメンテナンスはこのディレイラーの位置調整とワイヤーテンションの2点のみ。
それを知ると触るのがこわかったディレイラーも割と簡単な仕組みだということに気付く。
関心をもつとドンドン知識が増加する、よかですね~
ちなみにトップ(重たい)⇒ロー(軽い)の順番で調整するぞ。理由は知らん。
このサイトにあった図がベリーわかりやすかったので拝借。
こんなかんじでスプロケの一番重い部分とディレイラーのプーリー(歯車)の位置を揃えて上げる。
ではやってみよう。
左右は同じ写真。
右はわかりやすいようにスプロケとプーリーの位置に線をひいてみた。
ご覧の通りギア1個分くらいずれている。
プーリーが外側に行くように調整。
このねじ、かなりやわらかい。
多くのの作業を脳筋スタイルでゴリオシしてきた感覚は忘れよう。
さーどうかなー
オッケ、揃った!
次にロー側。
ちなみにディレイラーはこんな感じで手でぐっと押せば動く。
手の代わりにワイヤーでトップからローにディレイラーを引っ張ってギアチェンジするってのが変速の仕組みだ。
トップが一番ワイヤーがゆるく、ローが最も張っている状態になる。
ということは、仮にワイヤーがキレちゃってもトップ(一番重いギア)で走り続けられるということになる。
勇気ある者、つまり勇者になりたいヒトはニッパーでシフトワイヤーを切って試して頂きたい。
ということで手でディレイラーを押し込みながらロー側を調整する。
握力しんどい。
けっこう内側にずれてる。先ほどのサイトを再度拝借。
トップとは回すネジが違うから気をつけて。
そして完成!!(スプロケも黒くて分かりづらい、申し訳)
なにも難しい作業ではないが、きっとこういう微調整でプロとアマの差が出るんだろう。
もしうまくギアチェンジできなかったとしてもそれはそれで良い思い出ぽろぽろ。
最悪チャリや持って行けばいいんだし。
次回はとうとうワイヤーを通していく。
1stガンダムでいえば宙(ソラ)に上がってからくらいの終盤だ。
それではまた、ソロモンで会おう。
そういえばこのチャリと同じ色をしたザクレロって噛ませ犬的なモビルアーマーいたな。
Ep.18 リアディレイラーを取り付けろ
前回の終わりにブレーキワイヤーを通すと予告したが先にリアディレイラーを設置することに。
ワイヤーはブレーキとディレイラーまとめてやってしまいたくなった。
いっぺんにやることでの作業性と経験値獲得の効率性をねらう。
ディレイラーってのは変速機のことで、
こいつとブレーキをまとめたコンポーネントのグレードでチャリンコの値段も変わってくる。
よくロードだととりあえず105付けておけばいいよ、といわれるヤツだ。
(シナプスも105付きだったことが購買意思決定に関わったのは前回かいたとおり)
じゃーマウンテンバイクだとどうなの? という疑問を解消してくれたのがこのSHIMANOのサイト。
コスパを考えて対応領域が広がりかつもっとも手頃なデオーレを選定。
多分105的なポジションだろう。
これね。
フリマアプリも探しただけど中々なくて新品を購入。
まぁメンテ初心者だから新品の方が間違いない。
ちなみにフロントはシングル計画なのでリアディレイラーだけ用意した。
可動部を手で動かしてみると想像以上にバネがきいている事に気付く。
嬉しいことに同封されてる下記のQRコードを読みとると取り扱い説明に飛ぶことが出来た。
ポイントは1つだけ。
文章で書くより写真見た方がわかりやすいので下記参照。
では早速。
いつも通り接続箇所にグリスを塗り塗り。
そして先ほどのポイントを意識して六角で締める。
よし、いいかんじにポチが凹に収まった。
ということで完成。
簡単。
楽勝楽勝イッツマイショウ! って口ずさみたくなるくらい簡単。
実際のところ、ディレイラーは設置したあとの調整がミソのようなのだ。
それは次の楽しみに取っておこう。
ではまた。アディオス!