Ep.13 ホイール選定の苦悩
いつだってマイノリティは苦労する。
ゴルフの練習場やバッティングセンターでの左利き。
ベジタリアンの外食選び。
プレステでなくセガサターンを購入、等々。
同じ事がマウンテンバイク界でも起こる。それがホイール選びだ。
改めての復習だがマウンテンバイクの昨今の主流は
・29インチのホイール、タイヤ
・油圧ディスクブレーキ
である。
対して僕が組み上げているのは
・26インチのホイール、タイヤ
・Vブレーキ
と徹底して時代を逆行している。
未だにガラケーをメイン機種として頑張る頑固親父のようなもの。
そんなわけで26インチのV(リム)ブレーキ対応&クイックリリース対応のホイールを探すんだけど、全然無い。
Amazonにも楽天にもヤフオクにも。
トキワの森でピカチュウが見つからないのの3倍はない。
たまにあっても玄人受けしてすごく高かったり、逆に状態わるかったり。
新品はどこぞのメーカーかもわからないようなものが出てくる。
良い物を安くとは言わない、普通の物を普通のお値段で買わせてくださいES様!
そんなこんなで1WEEKほどネットサーフィンし続けてようやっと見つけたのがこちら。
詳しく説明すると
フロント:ハブ、リムともにMAVIC(5500円)
リア:ハブ、SHIMANOで10速対応、リムMAVIC、(6000円)
※10速がコストバランスが最良
あまりホイールメーカーに詳しくはないのだがMAVICは初めてかったロードバイクの完成車についてきたし、
SHIMANOは安心のメイドインジャパン! 世界のSHIMANO。
間違いはないだろう。
ということで部品購入の最大の壁をクリアした。
次はホイールにチューブ、タイヤを設置して走れる状態にする。
と思ったが実はもう1工程必要だった。
次回も乞うご期待!!
Ep.12 ブレーキを取り付けろ
自転車の中でも最重要パーツのうちのひとつ。
こいつがないと公道で走ることを禁じられる、それほど大切なヤツ。
そいつは時に自身を守り、他人を助ける。そうブレーキだ。
今回はブレーキをフレームに取り付けるぞ。
今回選定したブレーキはこれ。
Vブレーキと呼ばれる種類でグレードはデオーレ。
昔やったゲームでレオーネってキャラいたな、抑えきれない激情が私を包む...
ちなみにマウンテンバイクのブレーキは、今の時代油圧ディスクブレーキが主流になっている。
ディスクブレーキのメリットは制御力もさることながら、
タイヤがゆがんでもしっかりとブレーキング出来るところにある。
この銀色の輪っか(ブレーキプレート)を挟んでブレーキするから、タイヤゆがんでも関係ないからー関係ないからー
対してVブレーキやキャリパーブレーキ(ロードのやつ)はホイールを挟んでブレーキするからタイヤゆがむと一巻の終わりなの。
とVブレーキのデメリットをあげたが、それでもVブレーキを選んだ理由は3つある。
➀タイヤゆがむような所や強度で走らない
②Vブレーキも制御力は抜群
③安くてメンテナンス性抜群
ちなみにフレームとフォーク自体がVブレーキ用かディスクブレーキ用か決まっているぞ。
ではブレーキ取り付け、いってみよう。箱から出す。
黒くて流線的、なかなか渋いではないか。左側のパーツはまた後日。
まず後ろブレーキ。
この棒状の出っ張りにブレーキを差し込むんだけど、
ポイントは3つある穴の真ん中をつかうこと。
これがブレーキの裏側、この出っ張りを上の真ん中の穴に差し込むぞ。
いつも通りグリスアップしてー、ドッキング!
見えづらいがきちんと真ん中に入れたぞ。
あとは六角でブレーキを固定、うんしょうんしょ。
んで完成~! この姿がジャンプスキーの船木を彷彿とさせるVブレーキと言われる由縁である。
ホイールを仮置きして手でブレーキを締める。
うん、ちゃんとリムに当たってるな。
フロントも同様に。
これでOK伊藤。
やっぱりあれだな、解体(取り外し)よりも組み立て(設置)のほうが面白いな。
出来るじゃんおれ、感がどんどんわいてくる。
この調子でどんどんいってみよう、やってみよう。
次回はホイールについて。
今回調達という意味では一番時間と頭を使った部品でもある。
僕の悩みに悩んでネットサーフィンにあけくれた経緯を紹介したい。
ではまた、サラダバー!
Ep.12 ハンドルを準備しろ
いよいよチャリンコの輪郭が浮かび上がってきた、やっててくみたててる感も一塩である。
今回の行程はハンドル回り。
フレームに取り付ける前にハンドルにパーツを設置していく。
理由はひとつ。
フレームにつけるとかさばるから!!部屋に置いておけなくなるから!!
これ邪魔なんだけど、という我が家の主の声が容易に想像できるから。
生まれ変わったら書斎がほしい。
んで今回手配したハンドルがこちら。
柏レイソルもビックリするくらいの黄色、金。
着々と百式化が進んでいく。実物がこれ。
ハンドル選定時の注意点はハンドルの中央部と端部のサイズ、径にいくつか種類がある点。
特に中央部はメジャーどころで2種類が同じくらいのシェア率で広まっているから気をつけて。
ハンドルの径に合わせてステムを用意するのか、ステムのサイズに合わせてハンドルを用意するのか。
そのほか必要なのが
・ブレーキレバー
・グリップ
それぞれメルカリで購入、計3000円くらい。
グリップエンドはフレームのPEUGEOTの文字色と合わせて赤にした。
それとシフター
マウンテンバイクは12速まであるらしいが、まぁそんなにいらない。
そもそもこの自転車で山道を走る事なんて想定してないしね。
町中や公園でぴょこぴょこできればそれでいい。
六角1本あれば進められるよ。
こんな感じでねじ回す前に順番通りにハンドルに通す。
注意点があるとすれば下記写真のようにシフターがブレーキレバーよりも内側に来るようにするだけ。 買って気付くシフターにシフターケーブルがついていること。
別で用意してしまったじゃないか~
んでそれぞれネジを締めていく。別になんてことない作業だ。
完成~~(上の仮止めの写真と区別つかない...)
下の子が乱入してハンドルを奪おうとしたので阻止。
こんな金ぴかのハンドルの自転車が町中を走っているの見たこと無い。
こいつで走ったら目立つんだろうな~ワクワク。
ということで今回はここまで。
Ep.11 クランクを取り付けろ
先日久しぶりにロードで山を登った。
都内有数(といっても奥多摩だけど)の登坂ロケーション、都民の森~風張峠+@。
獲得高度2,000m程度。かなりの運動負荷だよ。
決して登るの速いほうではないし、登坂嫌いなローディも多いが僕は結構好きだ。
理由は1つ。今オレ頑張っている! って実感できるから。
ロードバイクの登坂はかなりきつい、そうだな。
夜中3時まで地元の友達と昔話をしながらキャバクラとか行きつつ翌朝9時にきちんと出社する、あの7時頃に起きた瞬間を思い出して欲しい。
あれの夢であってくれ感と大体ニアリーだ。
その分登り切った際の自己肯定感は軽い中毒性がある。
日常に満足感が足りないヒトはお試しあれ。
さて話を戻そう、今回の行程は前回組み立てたクランクのフレーム接続だ。
まずは例のごとくこの銀色の棒状の部分にグリス(潤滑剤)を塗り塗り。みんな好きな作業だろ?
そしたらBBに刺す、この作業もみんな好きだろ?
一応いうけど右側にチェーンリングが来るぞ。
今回はすんなり入った。みんなはきついほうが好きか?
赤丸の部分のグリスアップも忘れずに。
そしたら左側の脚をさして、黒いキャップを六角で締めていく。
赤丸の部分にも六角で締める部分があるがこれは次、最初に黒いキャップを締めるんだ。
理由はググってくれ。
ということでここのネジネジ
そしてーできたー!
ここで痛感する、バラ完(完成車を買わずに部品ひとつひとつを組み立てる)のメリット。
それは自分好みに仕立てられること。
どこを探しても無いだろう、フレームとクランクの色が一緒のマウンテンバイク。
なんなら次回のブログにあげるハンドルも同じ色だったりする。
チャリ好きのヒトで僕と同じように時間が余ってるヒトに是非お薦めしたい、バラ完。
では次回、ハンドル回りについて。
この次もサービスサービス♪
Ep.10 クランクを組み立てろ
次の作業はペダルが繋がる場所、つまりクランク周りだ。
今回はチェーンリング(ギザギザの輪っか)とクランク(脚の部分)、そしてバッシュガード(チェーンリングを守る物)を別々に購入した。
理由は2つある。
➀色を自分好みのにしたかった
②フロントシングルにしたかった
➀に関して、
シマノとかメジャーメーカーで販売されているものは黒とか銀がほとんど。
奇抜な色はまずない。
一方僕のマウンテンは黄色。なんなら至る所全て黄色にしてやろうと考えている。
そんなときにであったのがこいつ。
どうだ、ビックリするくらいビビットな黄色、黄色というか金。
クワロト・バジーナ 百式 出るぞ。
②は今マウンテンバイクで流行りのフロントシングル
ロードバイク含めて日常走っていてフロントのギアを変えることはまずない、峠登るときくらいだ。
シンプルに思う、いらなくね? って。
フロントをシングルにするメリットは3つ。安上がり、メカトラブル低減、見た目スッキリ。
ということで今回は32t(ギアに32個の山がある)を選択。
なるべく小さいものを選定。ちなみにTrekのばいくのフロント大きい方が36t。
理由はチェーンリング小さい方が段差を登ったり超えたりするときにぶつける危険が少ないから。
※実際に数度チェーンリングを段差にぶつけた経験あり。
ということでチェーンリングを守るガードも一緒に購入。
チェーンリングとクランクをくっつけるには専用のネジが必要。
Amazonでこのクランクをかったヒトがついでに買った商品があります、
的な表示を見てかったのがこいつ。
だがここで悲報。クランクセットにこの専用ネジ付いていた。わざわざ買う必要は無かったのだ。Amazonめ。
※何ならBBすら付いてくる、中華めおそるべし。
さて、前説が長くなったがここから作業。
まずなんとなく並べてみる。うん、実物も良い色。
ちなみに接続するネジ、ネジ受け、バッシュガードにもついてくるのでそっちをつかってくれ。
理由は下記写真の通り、バッシュガードを追加する分長くする必要があるんだ。
バッシュガードは外側にくるので、こうやって脚にくぐらせる。
毎度のこと、接地面はグリスアップ。
もう歌舞伎町か吉原かってくらい潤滑剤を活用するぞ、自転車は。
ネジを固定。せっかくだから買った方のネジを使う。
※受けはバッシュガードについてたほうね。
完成!!
うん、今回も波乱はなし、スムーズにいったぜ。
バッシュガードの位置が若干ずれてるのは中華ならではでしかたなし。
バッシュガードのすきまから見える黒いチェーンリングがなんともいかす。
百式感でてきたな。待ってろよハマーン・カーン!
次回は組みたてたクランクをフレームに設置するぞ。
ではまた、サラダバー!
Ep.09 スターファングルナットをとりつけろ
みんな、スターファングルナットって知っているか?
そいつは誰の目にも止まることの無い裏の世界にいて、陰でこっそりとライダーを見守り支えている。
調味料で例えるならみりんみたいなやつだ。(実際に使われても存在を気付かれない)
絵面はこんなかんじ。
こいつがコラムの中にいるおかげでフォークとフレーム、ステム等がビシっと合体できる、らしい。
詳しい事はググってくれ、
仕組みとしてはこんなかんじで上向きの羽が返しの要領でひっかかってステムの中で固定される。
んでこいつをコラムに打ち込むのにも専用工具が必要なのだ。
そいつがこれ。
Ep.08 フォークコラムをカットしろ
クランクの前にフォークをいじることに。
ついにフレームにフォークを取り付けるタイミングが来たのだ。
フォークを設置する前に必要な作業。
それはフォークのコラム(長さ)を適切な長さにカットする工程だ。
新品のフォークは長目に用意されているとのこと。
ジーパンと一緒だな。
あの切った布をポケットにいれてくれるのがちょっとむかつく。
足短いんすね、っていわれてるみたいで...
気を取り直して作業に。
時に、適切な長さって何だ??
応えはこの図。
シンプルにまとめると。
フォークをステムやコラムスペーサーを設置した時より5mm短くするってこと。
では早速。
このスペーサーが5mm。
全てを設置し、こいつをはずした部分で切ればOKだな。
ちなみにコラムスペーサー、こいつが一番安かったぞ。
さてさて、適切な長さにきれたかな~
うん、ステムのほうがちょと上になってるね、完璧!!
なんてお上手なんでしょう、僕。
※ちなみにカットしたあとのバリ取りが地味に面倒くさかったが作業が地味すぎたので割愛。
フォークコラムカット無事に完了。
実はフォークを設置するにはもう1工程が必要。
それはスターファングルナットというものをフォークコラムのなかに設置すること。
名前が必殺技っぽい。
次回は
これで終わりだー、奥義スターファングルナット!!
乞うご期待。